金沢市議会の3月定例月議会一般質問の書き起こし1
中川俊一後援会です。
金沢市議会の3月定例月議会での中川俊一市議会議員の一般質問について、
金沢市議会議会中継の動画を、後援会で書き起こしました。
長文ですので、質問項目に沿って、分割して掲載いたします。
なお、この書き起こしは、中継動画の書き起こしであり、聞き取れない箇所や書き起こしの間違いなどの可能性がありますので、気になる点は、ご自身で金沢市議会議会中継の動画をご確認下さい。
【以下、「1 防災関連について」の書き起こし内容です】
(動画の28分頃までの内容)
(中川)
令和6年 能登半島地震より お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表し 被災されたすべての方々にお見舞いを申し上げ、金沢市議会と金沢市民は被災された方々と共にあるということをお伝え申し上げ、自由民主党金沢市議員会の一員として質問を行います。
令和6年 能登半島地震により、本市をはじめ、石川県、富山、新潟 広範囲において 甚大な被害が発生しました。
今回、震災は都市の弱点や課題を浮き彫りにしましたが、それらに向き合うことで問題解決を促し、緊急輸送道路の整備や治水対策など 災害に強い都市の基盤づくりを促進、ハード・ソフト 両面で安心、安全な都市づくりを進める契機としなければならないと思っています。
まずは 消火栓についてお伺いします。
奥能登では今回の震災により、発災と同時に 電気、水道等のインフラが破壊され、使用不能となり、輪島市では地震により排水管の損傷のため消火栓が使えなかった箇所もあり、国土交通省の取りまとめによると、焼失面積5万0800平方メートル 消失 家屋 約300棟 火災による被害を拡大したとの検証がなされています。
本市には 長町武家屋敷周辺地区で見られる長屋敷住宅など、木造住宅密集地域が数多くあり、一件の出火から延焼火災に発展する被害が予想されます。火災では初期消火が何より大切であり、輪島市で起きたような消防隊が本格的な消火活動を行う際に放水できないことが無いようにしなければならないと思っています。
そこでお伺いしますが、
本市の消火栓に関して、排水管は耐震化されているのか、
また、老朽化 メンテナンス不足により消火栓の機能が低下 災害発生時に管の破損 など問題が生じる可能性が考えられます。
メンテナンスの間隔や メンテナンス方法、発災時、管が破損した場合の対応策はどのように対処するのかお伺いします。
(回答:松田公営企業管理者)
耐震化につきましては私の方から、それから メンテナンスについては、消防局長からお答えしたいと思います。本市の水道管の耐震化率は87.9%であり、耐震化した管路に接続している水道管については、地震の際にも使用可能であると考えております。引き続き水道管の耐震化を進めて参ります。
(回答:蔵消防局長)
消火栓の維持管理につきましては、消防局において、市内に設置されている全ての消火栓の点検を年1回以上実施しております。損傷事案を発見した場合には、企業局に報告し早期修繕を計っているところでございます。また災害発生時には企業局において、排水量の変化や市民からの通報により、水道管の破損の状況を把握することとしており、消火活動に支障が生じないよう、それらの情報を消防局・企業局で共有しているところでございます。
(04:34)
(中川)
耐震化率は87.9%とお伺いしました。
まだ、100%達成していないということ。
一か所二か所破損することにより、消火活動に支障を来す場合があると思います。
しっかりと 早急に100パーセント 耐震化をしていただきたいなと思います。
(04:49)
住民からの破損箇所の情報とお答えされましたが、発災時 やっぱりあの地域住民もかなり混乱すると思います。
その時にはやっぱりあの自分の家屋などで手一杯であり、消火栓の破損とかそういったものは やっぱり 二の次になるんじゃないかなと思います。
しっかりと行政の方で把握し、それに対処するような体制を整えていただきたいと思っております。
(05:28)
次に 今回の 震災時、倒壊家屋により消火栓が使えなかったとの報告もあります。
消火栓が適切な位置に配置されていない場合、消防隊が容易にアクセスできないことも考えられます。
道路工事や建築物の変更によって消火栓が隠れたり、また使用できなくなったりすることが考えられるが、本市では消火栓の位置 適正に設置・把握をされているのかお伺いします。
(06:03)
(回答:蔵消防局長)
市内の消火栓など消防水利は国が定める基準に従い、防火対象物 から1つの消防水利までが定められた距離以下になるよう設置されております。
道路工事や建築物の新築工事などの際は、事前に消防局と企業局で協議を行い、消火栓が適正に使用できるよう、施工業者等を指導しているところでございます。以上です。
(中川)
緊急時、消火栓を探して、あたふたしないようにしっかりと状況把握をお願いしたいと思います。
(06:48)
また、かなりハード面でも進化してます。
消火栓の技術が進化している中で、新しい技術を導入することで、より効果的な消化活動の可能になると思ってますので、補修 更新 配置の見直しに 時には より新しい機械 消火栓などを導入するようにお願いして 次の質問に移りたいと思います。
(07:16)
次の質問はライフラインについて お尋ねします。
災害時におけるライフラインの損傷は、被災地での生活を維持する上で深刻な影響を与えました。
断水が続くと 飲料水、生活用水 が確保できず、飲み水の衛生の確保が困難になります。
本市における 断水発生時の対応及び損傷排水管の復旧 耐性はどのようになっているのかお伺いします。
(07:46)
(回答:松田公営企業管理者)
能登半島地震によりまして、市内各所で排水管が損傷し、11区 地区において、約1100個の断水が発生しましたが、市民からの通報や職員のパトロールに基づき、直ちに管路、週前班が損傷箇所に向かい、水道修繕業者とともに 緊急復旧工事を実施し、1月10日をもって 全ての断水を解消したところでございます。
(08:17)
その過程におきまして、ホームページで 断水に関する情報を周知するとともに、広範囲で 断水となった 市内3地区において、応急給水班が給水車による給水活動を行ったところであります。
(08:29)
(中川)
本市においては1月10日までには全て復旧したということですが、さらに奥能登で発災したように、大規模災害の時にはかなりの広範囲で損傷が考えられると思います。
より一層的確に復旧できるような体制を整えてほしいなと思います。
水道管の異常に関して、いち早く 察知するシステムとして 水道 スマートメーターっていうのが 他都市で普及しております。
水道 スマートメーターとは 電子式水道メーターが計量した 使用水量や 漏水警報 異常水量などのデータを無線通信回線を通じて送信する通信端末でありますが、本市 企業では現在、水道の使用量は 検針員が直接現地を回り、検針を行うことと聞いておりますが、スマートメーターを使うことにより現地に赴くことなく検針やこれにより 破損した 漏水とか、そういったところにはデータ通信で企業局内においてしっかりと 把握できることになると思います。
発災時にも データ送信が生きていれば、企業局の中において受診設備の中において どこが破損したよ っていうことも データ 上を読み取れると思いますが、この訴訟、排水 ガスの早期 把握により 早期復旧のメリットが考えられますが、このスマートメーター導入を考えがあるかどうかお考えします。
(10:27)
(回答:松田公営企業管理者)
ご指摘のとおり、水道 スマートメーターは遠隔操作により検針できることや、漏水による異常 使用 を速やかに把握できることから、健診の省力化や 宅地内の漏水の早期発見 などに有効であると考えております。
ただ、導入に当たりましては、価格が高額であること。通信の安定性などで様々な課題がございまして、引き続き国や他自治体の動向を踏まえながら導入につきましては 研究していきたいと思っております。以上でございます。
(11:02)
(中川)
緊急時はかなり有効な手段だと思います。高額ということもあり、予算的にも厳しいものがあると思いますが、引き続き 研究をしてよりいち早く 現地に行かなくても、そういった 配水管の損傷などを発見できるシステムを初期に立ち上げてやってほしいなと思います。
まず、次には夕日寺の件で、停電により証明や 暖房が使えず、生活の困難さが増しました。
また、医療機器などの使用が制限されると 命の危険にも及びます。
医療現場では 透析患者さんなどは生命に直結するが、市立病院の災害時の備えをお伺いします。
(12:02)
(回答:松矢市立病院 事務局長)
市立病院では 災害時に備え、給水設備につきましては、水道水に加え、地下水を利用できる環境を整えており、また電気設備につきましては、令和元年に自家発電装置を1.5倍の容量に拡大しており、停電の際にも 3日程度の医療活動を継続できる体制をとっております。
以上です。
(中川)
まあの3日程度の電源を確保できるということです。
日々、その電気使用量によってはかなり 電気の使用が負荷がかかることも考えられますので、より一層 ちょっと長くそういった 非常電源を使えるようにできるかどうなのか、建て替えの問題もありますんで、その際にはしっかりと対応をお願いしたいと思います。
次に通信網に関してですが、今回 能登には アンテナ基地など通信網が ダメージを受け、携帯電話やインターネットが使用できなくなり、情報の伝達が難しくなり、救助活動や被災者の安否確認が滞ることがありました。
通信網は基本的には民間企業対応になると思うが、災害時の協力体制は強にされているのかお伺いします。
(13:44)
(回答:上野危機管理監)
本市では災害等により、携帯電話やインターネットなどの通信網に障害が発生し、情報の伝達が困難となった場合に備えまして、災害対策本部と拠点避難所などに衛星電話 を配備し、緊急時における安定的な連絡手段として活用しております。
しかしながら、大規模な災害等の発生により、通信網に深刻な障害が発生することも 想定されますことから、今後 災害時の協力体制について、通信、事業者などとなど 民間企業との協議を検討してまいります。
(14:25)
(中川)
現代においては、携帯電話など使用の通信手段というのはかなり 普及してます。
つながらないことによって、やっぱり家族間の連絡が安否確認ができないとかなり不安が増すと思いますので、そういった 整備 しっかりと対応していただきたいなと思います。
次に道路関係にお尋ねしたいと思います。
発災から2日も私自身も能登の方にはしりました。
道路状況、橋の橋梁と、それから 道路面の取り合いはほぼほぼすべて 段がついておりました。
動線が通れなくなると 救助隊や物資の輸送が難しくなり、被災地への支援が発災 序盤には効果的に行えないということもありました。
能登半島地震の被害箇所の検証をもとに、今後の動線の確保に関して、どのような対策を講じていくのか お考えをお伺いします。
(15:46)
(回答:坂本土木局長)
本市では 地震発生後、直ちに 緊急輸送道路の路面点検と 幹線道路等に係る15メートル以上の橋梁で緊急点検を実施いたしました。
その結果、必要に応じて段差のムスビツキ(?)を実施した。ほか、才田大橋の橋台部の損傷とハタノ橋(?)の路面変状を確認し、被災した橋梁については、今後、復旧工事を進めていく予定であります。
道路に関する情報については、発災時から 情報収集を行い、市内全域の通行止めマップを作成し、ホームページなどで発信したところでございます。
今後も 道路のパトロールや橋梁 などの定期点検を実施し、災害時に物資の輸送等に支障をきたすことのないよう、道路の維持管理と効果的な情報発信に進めていきたいと考えております。以上でございます。
(16:50)
(中川)
さすが 金沢市の土木局だなと思います。対応は早かったと思うんですけど、あの やっぱ大規模になると 金沢市内でも橋との取り合いっていうのはほぼほぼ勘定しただけでも数百 数千箇所に及ぶんではないかなと思います。
日常 通れるところが通れなくなるって言うことは非常に生活する上で、地域住民は不自由な思いがすると思います。即応体制でそこの応急処置できるような体制を引き続き 整えてほしいなと思います。
次は発災時、私 あの 西南部地域に住んでおるんですけども、隣の押野の拠点避難場所にも行こうと思ったら、地域の太郎田踏切や押野踏切 鉄道 線路の踏切が降りっぱなしになってました。
遮断され 通行できなくなり、校下に踏み切りがあるところでは 避難経路の見直しも検討しなければならないんじゃないかなと思いました。
こういった 発災時、地震時の取り決めはどのようになっているのかお伺いします。
(回答:上野危機管理監)
発災時 JR北陸本線の踏切遮断器が安全を確保する観点から 長時間にわたり降りた 降りていた箇所があったことは、後日 地元の方からお聞きをし、課題であると認識をいたしました。議員 ご指摘のとおり、避難の際、避難所にたどり着くまでの安全な避難経路を確保することは大変重要であります。
今後はこれらの課題について、鉄道事業者と検証・協議の上、地域防災計画の見直しに反映するとともに、地域の自主防災組織と相談をいたしながら、より安全な避難経路の確保に努めてまいります。
(19:07)
(中川)
おっしゃるとおり本当に あの 発災して初めて気づくということが多々あります。
あの地域住民との情報共有が重要な要素となりますので、平時から 連携を密にすることをお願いし、次の質問に移ります。
次は地区防災組織についてお伺いします。
地区防災組織は 地域住民が連携して地域全体の安全対策を推進し、災害時においては 行政と連携 地域の住民の安心安全を図ることを目的としていると考えています。
私は今回の震災の際、市議会議員として、また 西南部 校下の防災会会長として活動した中で、多くの防災会議や市職員の助けを借りて、ストーブ や防災毛布等の防寒備品の配布がおおむね スムーズにできたんではないかなと思っています。
で、しかしながら その中で いくつか感じたことについてお伺いします。
発災時 行政からの情報提供は防災会長をやってますけど、一切ありませんでした。
あの拠点避難場所の職員とのやり取りも。 数時間 過ぎてからであったと記憶しております。発災時に拠点避難場所の行政と地区防災組織との情報共有について、どのような取り決めになっているのか、改めてお伺いします。
(20:42)
(回答:上野危機管理監)
発災時には 災害対策本部と各避難所に配置されている職員が 情報共有し、自主防災組織との連携を図っておりましたが、一部の避難所では開設や 運営に関し、課題があったと認識をいたしております。
これらを検証いたしまして、課題を整理した上で 避難所、運営マニュアルを見直すこととしており、引き続き 自主防災組織の皆様と連携を強化することで、スムーズな避難所運営につなげてまいります。
(21:16)
(中川)
普段取り決めがしてあるということでも、実際に機能しないということが多々あります。
より簡潔なルール決めであればその非常時でも機能すると思いますので、難しい ルール作りはやめて 簡単なルール作りを進めていただきたいなと思います。
また、拠点避難場所でかなり 夕方の発災ということもあり、炊き出しをしました。
その中で 防災備品のアルファ米が足りなくなり、多くは 防災倉庫まで取りに行ったんですが、実際の使用状況や 効果、今回の金沢市 全体ですよね。
実際の使用状況は 効果 何が十分で何が不足していったのか 把握し、検証することが重要だと思っています。検証結果をお伺いします。
(22:21)
(回答:上野危機管理監)
本市では、アルファ米や 飲料水等の防災備蓄品を拠点避難所や防災備蓄倉庫に備えておりますが、今回の地震において 避難した人数や その他、様々な状況によっては 不足する事態が生ずるなど 課題も判明いたしました。
今後、地域防災計画の改定に合わせまして、防災備蓄計画の見直しを図ってまいります。
(中川)
今議会に防災 備蓄 整備費 3040万円 計上されてます。
しっかりと 何が必要か、何が必要じゃないか、しっかりと見極めて整備を進めていただきたいなと思います。
次に、あの 東京大学地震研究所 佐竹 教授 や 東北大 東田 教授によると 今回 ずれた 断層以外で、あまり動いてない断層もあり、今後も マグニチュード7 クラスの地震の発生が懸念されると見解を示しておられます。
過去に振り返ると、2016年の熊本 地震発生から数ヶ月後に改めて大きな地震が発生しております。
本市においても 再び大きな地震が発生するかもしれない状況であります。
再びの発災は避けたいんですが、いつでも 指定避難場所を開設できるように、先の被災地に拠出した防災備品が補充が必要だと考えますが、現状どこまで補充がされているのかお伺いします。
(24:11)
(回答:上野危機管理監)
今回の災害におきましては、防災備蓄品として 避難所での毛布の使用が多かったことから、現在使用した毛布を改修し、今週中に補充を完了する予定といたしております。以上です。
(中川)
今週 完了するということであります。
約発災から2ヶ月半 ぐらいになっています。
より一層 使用したら、即応体制で部品の補充をするような体制を改め築いていただきたいなと思ってますので、よろしくお願いいたします。
避難所の件で、発災後 8か所の指定避難所で開場が間に合わずガラスを割ったり、鉄柵をこじ開けて 避難所の中に入った事案があったとお聞きしております。
避難場所は 地域住民の安心安全の要であり、発災時には迅速に開場しなければ意味がないと思いますが、なぜ 会場が遅れたのかお伺いします。
(回答:上野危機管理監)
災害発生時職員である 地区支部要員や地域の自主防災組織のいずれか早く到着した方が 避難所を開場することになっております。
ご指摘の事案は津波警報が発令されている中で、地区支部要員より先に到着された 避難者がガラスを割って入られたものですが、元日でもあり、中には対応が遅れたところもございました。
今後は 避難方法や避難所開設方法などについて検証することが必要であると認識しており、その上で 地域の自主防災組織や施設管理者と連携をしながら連絡体制の強化を図り、迅速な 避難所開設につなげてまいります。以上です。
(26:31)
(中川)
そうなんですよ。地区支部要員や開場要員 地区の防災組織の開場となっておりますが、やっぱりあの 今回も発災したように、元旦 誰もあの時に起きるとは思いません。
ただし、震災はやっぱり予期せぬ時期に起きるものです。
なので、会場をするにあたっては やっぱり1の手2の手3の手4の手 どこまであってもいいと思います。
でね、あの一般的な拠点避難場所になってる小学校ではだいたい 学校施設開放授業とかやってます。
その中で体育館 開ける時にはプッシュ式のキーボックス等設置されているところもあります。
そういった方々であれば、地域の方々で活動している方々、それの暗証番号もご存じの方も 複数名 いらっしゃいますので、そういった方々にも協力要請し、開場 してもらえんかねっていうことも、事前に取り決め することも大事なんじゃないかなと思います。
いろんな方法で 開場の方法を考えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。