金沢市議会の3月定例月議会で一般質問内容(要約版)

中川俊一後援会です。

金沢市議会の3月定例月議会で、中川俊一市議会議員が行った質疑について、後援会で「要約版」を作成しました。

要約は、箇条書きで掲載しています。
動画、書き起こし版()とあわせて、
お読みいただけますと幸いです。

【以下、要約版】
1 防災関連について

(中川)
・震災で都市の弱点が浮き彫りになった。
・災害に強い都市づくりの契機とすべき。

  (1)消火栓について
(中川)
・1件の出火から延焼火災へ発展する場合がある。
・地震により放水できないことが無いようにする必要がある
・そのために、耐震化や老朽化防止のメンテナンス必要

Q1:消火栓は耐震化されているか?
Q2:メンテナンス方法や、発災時の破損の対応方法は?
Q3:道路工事等で消火栓が使えなくならないための措置は?

(公営企業管理者)
A1:水道管の耐震化は、87.9%。
A1:引き続き耐震化を進めていく
(消防局長)
A2:平時の消火栓維持管理は、年1回の点検実施、早期修繕
A2:災害時は、排水量の変化や市民の通報で、破損把握
A2:消防局と企業局で情報共有
A3:工事の際は、消防局と企業局で協議し、施工業者を指導

(中川)
・100%耐震化目指してほしい
・災害時の破損把握は行政で把握する体制づくりを
・緊急時にあわてないよう状況把握や新技術の導入を

  (2)ライフラインについて
(中川)
Q1:断水発生時の対応・復旧は?
Q2:新技術のスマートメーターで早期の異常把握が可能
Q2:導入の考えは?

(公営企業管理者)
A1:1100か所の断水発生。市民の通報・市職員のパトロールで把握。
A1:直ちに緊急復旧工事をし、1月10日に断水解消した
A2:スマートメーターは、価格や通信安定性に課題。研究していく。

(中川)
・スマートメーターは緊急時に有効
・損傷を早期に把握できるシステムの早期立ち上げを
Q3:発災時、停電など発生。市立病院の備えは?
Q4:発災時の通信網維持の民間企業との協力体制は?

(市立病院事務局長)
A3:給水に関しては、水道水と地下水が整備。
A3:電気設備は、自家発電で3日程度の医療活動が可能

(危機管理監)
A4:災害対策本部・拠点避難所に衛星電話配備
A4:今後、災害時の協力体制を通信事業者との協議を検討

(中川)
・発災後、道路面と橋梁の取り合い(接合部)には、段がついていた
・救援隊や物資輸送が難しくなる
Q5:動線確保対策はどうしていくのか?
Q5:災害時の動線確保の即応体制が重要

(土木局長)
A5:被災した橋梁は、今後復旧予定
A5:道路情報は、HPで発信してきた
A5:今後も道路パトロール・橋梁定期点検を実施

  (3)校下防災組織について

(中川)
・発災時、踏切の遮断機が降りっぱなしになっていた
・踏切が渡れず線路で分断され、避難場所に向かえないことに
Q1:避難経路の見直しが必要なのではないか

(危機管理監)
A1:非常に重要な指摘
A1:鉄道事業者と検証協議し、地域防災計画へ反映する

(中川)
Q2:校下の防災会会長をしているが、発災時、行政からの情報提供がなかった
Q2:発災時、地域防災組織と行政との情報共有体制の取り決めは?

(危機管理監)
A2:情報共有に関して課題があった
A2:検証し課題を整理、避難所運営マニュアルを見直しする
A2:自主防災組織との連携を強化する

(中川)
・複雑なルールは、現実面では機能しないことがある
・シンプルなルール作りに努めてほしい

Q3:避難時、炊き出しので、食料や防災備品が不足した
Q3:今回、何が不足したのか、検証結果を伺いたい
Q4:過去、地震発生から3か月後に再度大きな地震が発生したことも
Q4:再度の地震に備え、防災備品の補充が必要だが、進捗は?

(危機管理監)
A3:今回、避難人数や状況により不足が生ずることが明らかになった
A3:地域防災計画の改定にあわせ、防災備蓄計画の見直しをはかる
A4:今回、毛布の使用が多かった。毛布を回収し今週中に補充する

(中川)
Q5:発災後、避難所が開場せず、ガラスを割る等して入った事案があった。
Q5:なぜ開場が遅れたのか

(危機管理監)
A5:発災時は、地区支部要員か地域防災組織いずれか早い方が開場する
A5:元旦でもあり、対応が遅れた
A5:避難所開設方法の検証が必要
A5:地域防災組織や施設管理者と連携を強化し、迅速な開場につなげる

(中川)
・地域に方々との事前協議など含め、柔軟な対応を

2 金沢方式の見直しについて
  (1)町会組織率の低下について

(中川)
Q1:町会加入率が年々低下している。現在、約68%
Q1:将来的な展望、行政としてどう向き合うか
Q1:町会加入の目標は約72%

(市民局長)
A1:町会加入のパンフレット、不動産団体と町会連合会等と加入促進協定を締結

(中川)
Q2:アパート等居住者は、町会活動に参加されない場合が多い。
Q2:不動産団体を通じて、町会参加を促すよう努めてほしい

  (2)金沢市町連や公民館の在り方について

(中川)
Q1:公民館は、原則、一小学校区に一公民館か?

(市長)
A1:おおむね、そのとおり。
A1;しかし、人口減で、通学区域と各地域団体の区割が不一致の場合がある
A1:あくまでも、地域合意に基づいてげんざいの形になっている

(中川)
Q2:公民館や消防団運営費用の一部は町会費を原資としている
Q2:地域割や施設配置と、世帯数を考慮しなければならない
Q2:でなければ住民負担は重くなり、金沢方式は維持できなくなる
Q2:再度、市長の考えを聞きたい

(市長)
A2:S27年、地元負担があっても校下ごとに公民館が欲しいとの要望
A2:その後、地域主体で一校下一公民館設置を目指した
A2:これが金沢方式
A2:こうした歴史を踏まえ、地元負担の在り方の検討を進める

(中川)
・S27年は、人口増加局面、高度経済成長に向かう局面
・現在は、人口減少局面。一人当たりの負担が重くなっていく
・負担の在り方の見直しを進めてほしい

(時間がせまったため、質問の一部を省略)

4 都市計画道路泉野々市線について
  (1)進捗状況

(中川)
Q1:都市計画道路、泉野々市線の用地買収と工事進捗率は?

(土木局長)
A1:今年度末現在、用地買収率(面積ベース)は、約98%
A1:工事全体の進捗率(事業費ベース)は、49%

  (2)供用開始のめどについて

(中川)
Q1:泉野々市線は、地域の発展、車両の流れ、物流の効率化などに効果
Q1:また、道路の適切な設計で、交通事故リスクの低減につながる
Q1:このように、重要な路線であるが、完成の目途はいつごろか?

(市長)
A1:泉野々市線は、周辺の渋滞緩和、北鉄石川線で分断された東西の交流
A1:多くの整備効果が期待されている
A1:両側に歩道・自転車走行帯を備え、安全に利用できるよう計画
A1:現在、警察などと信号機設置などの協議中
A1:引き続き、国に事業費確保を要望、県と連携し早期の工事着手を目指す

  (3)建設に当たっての課題

(中川)
Q1:地元説明を開始していると思うが、問題点・課題は?

(市長)
A1:現在、道路・橋梁の詳細設計を進めている
A1:また、道路計画の地元説明を行っている
A1:説明会では、横断用の南北道路の往来確保などの意見があった
A1:北鉄石川線を越える橋梁整備の事業費確保、施工期間短縮も課題

(中川)
・地域コミュニティを壊すことの無いよう、進めて欲しい
以上